ウェンデル・ハリソン&フィル・ラネリン『メッセージ・フロム・ザ・トライブ・ファースト・ヴァージョン』CD
★紙ジャケット仕様
伝説のレーベル、Tribeの代表作であり、3種類のタイプがあることでも有名な『A Message From The Tribe』。1stヴァージョンの『崖ジャケ』、2ndヴァージョンの『地球ジャケ』、3rdヴァージョンの『顔ジャケ』はそれぞれ内容が違う。今回、これまで再発、CD化がされてこなかった幻の1stヴァージョンの『崖ジャケ』と、本作の最終形態である3rdヴァージョンの『顔ジャケ』を限定復刻! しかも『顔ジャケ』アナログ盤は、より完成度を高くした2枚組重量盤となって再発!
ここからTribe伝説が始まった! オリジナル盤は入手困難ゆえに、今まで知られていなかったテイクの全く違う幻の1stヴァージョンの全貌がこの一枚で明らかに! 『Message From The Tribe』の最初のヴァージョンは、他と比べ録音や収録曲が違うということは、オリジナルがレアな事もあり知る人ぞ知る事実だが、今回はその謎を解明するべく世界初の完全復刻。Tribeのコミュニティは、発足当初はライブを主な活動としていたが、その延長で音楽と寸劇と詩で構成されたミュージカルをデトロイト美術館にて公演。その録音を一枚のLPに収めたのがこの『崖ジャケ』だ。収録曲のウェンデル・ハリソンの代表的な曲、「Where Am I」はフリー・セッションから徐々にスピリチュアルで気持ちの良い楽曲へと構築されていく、ウェンデル代表曲の初演。また「What We Need」はメッセージ性の強さを象徴するフィル・ラネリンによる曲で、自由と自立のためにいま何が必要かを問いかけたメッセージが妖艶に紡がれていくグルーヴィーなヴォーカル・ジャズファンク。本作は当時のデトロイトの優秀なミュージシャン達が自由で斬新な演奏を行い、社会的な強いメッセージを込め、時代を変えていこうとする姿勢と情熱を注いだ最初の船出。ブラック・アメリカンズにおける音楽史の重要な作品であることは間違い無い。
■Track list
- 1.Mary Had An Abortion
- 2.Where Am I
- 3.Angry Young Man
- 4.What We Need
- 5.Angela's Dilemma
- 6.How Do We End All Of This Madness