スティーヴン・スタインブリンク『ユートピア・ティーズド』CD
“現代のエリオット・スミス”というべき天才スタインブリンク、待望の新作! これは紛れもなくベッドルーム・ポップ世代の郷愁シンガー・ソングライター名盤だ!
マック・デマルコもヨ・ラ・テンゴもティーンエイジ・ファンクラブも呑み込んだ心地よくも切ない歌世界がレトロ・フューチャー・サウンドの向こうで淡く揺らめいている・・・そんな現代最高のドリーミー・ローファイ・ポップがここに完成!
2014年の『Arranged Waves』、2016年の『Anagrams』と、その白日夢のごとき歌世界が立て続けに絶賛を浴びたUSオリンピアのシンガー・ソングライター、スティーヴン・スタインブリンクが放つ待望の2018年ニュー・アルバム! その心地よくもどこか捻くれた不思議なサウンドは、これまで「エリオット・スミス直系の繊細な唄心に、ヨ・ラ・テンゴの浮遊感、ティーンエイジ・ファンクラブのグッドメロディ、マック・デマルコのモダン・サイケデリアの融合」などと紹介してきたが、今回はそんな彼の魅力はそのままに、ベッドルーム・ポップらしいローファイながらもハイセンスな打ち込みサウンドの比重がアップし、ますます浮遊感あふれる音世界となった。まるで歪んだ時空の狭間で奏でられるドリーミー・ポップとでもいうべき作品だが、期待のメロディセンスとその儚くも頼りなげな歌声は今回も沁みて沁みてしょうがない。SSWとしてもサウンドメイカーとしても、この男のセンスはやはりただ者ではない。
■Track list
- 1. Bad Love
- 2. I Wanna Be Free
- 3. A Part Of Me Is A Part Of You
- 4. Empty Vessel
- 5. Maximum Sunlight
- 6. Zappa Dream
- 7. Coming Down
- 8. Mom
- 9. In Another Kind Of Dream
- 10. Become Sphere
- 11. You Could Always Leave
- 12. I'm Never Changing Who You Are