Asagaya Romantics『街の色』CD
話題のバンド、阿佐ヶ谷ロマンティクスによるファースト・フルアルバム遂に登場。グルーヴィー大人びていて、なのにどこかノスタルジックな切なさを孕んだ、ナイアガラ、ティンパンアレー、ニューミュージック、渋谷系、シティポップに連なる、豊かな音楽の空気をまとった正統派ポップス、ここに完成。
ロックステディ~レゲエをニューミュージック・歌謡曲に落とし込んだ音楽性で、結成当初からシーンで注目を集めていた男女混成6人組バンド、阿佐ヶ谷ロマンティクス。Yogee New WavesやTaiko Super Kicksといった同世代バンドと共に早くからミュージック・ラヴァーたちの間で名前が知れ渡り、とりわけヴォーカル・有坂朋恵による、吉田美奈子、金延幸子、小谷美紗子を彷彿とさせる、憂いを帯びた歌声と、ギター・貴志朋矢による洗練されたソングライティング、そして中南米音楽という出自のリズムセクションに裏打ちされたバンド・アンサンブルで注目を集める。ゆったりとしたバックビートに乗せて歌われる、胸を締めつけるようなビタースウィートな歌声。平均年齢23歳、大人へと踏み出した若者たちが、夕焼けたなびく街からまだ見ぬあなたへ綴った音の便り。
Yogee New Waves やTaiko Super Kicks といった同世代バンドと共に早くからミュージック・ラヴァーたちの間で名前が知れ渡り、とりわけヴォーカル・有坂朋恵による、吉田美奈子、金延幸子、小谷美紗子を彷彿とさせる、憂いを帯びた歌声と、ギター・貴志朋矢による洗練されたソングライティング、そして中南米音楽という出自のリズムセクションに裏打ちされたバンド・アンサンブルで注目を集めている。グルーヴィーで大人びていて、なのにどこかノスタルジックな切なさを孕んだ、ナイアガラ~渋谷系~シティポップに連なる、豊かな音楽の空気をまとった正統派ポップスの登場です。
阿佐ヶ谷ロマンティクスは、貴志朋矢(Gt)、小倉裕矢(Ba)、有坂朋恵(Vo)、荊木敦志(Gt)、古谷理恵(Dr)、堀智史(Key)の6 人組バンド。早稲田大学は中南米研究会で2014 年春に結成。同年には結成して間もなくにも関わらず、りんご音楽祭に出演、TSUTAYAO-EAST で行われた学生バンドによるコンペ< Sound Youth 2 >に出演し、優勝。2015 年7 月1日には、両A 面の1st シングル『春は遠く夕焼けに / 後ろ姿』をリリースし、同年にCINRA 主催イベント< exPOP >、< BAYCAMP >といったイベントに出演。結成3 年弱ながら注目を集めていた彼らによる初の全国流通アルバムとなる今作では、心地よいリズム隊と共に力強い管がアルバムの幕開けを盛り上げるM1" 所縁"、ピアノベースに厚みを持たせたツインボーカルが誘う、はじまりの予感がたまらないM2" 後ろ姿"、吐息まじりな歌声が染みわたる一風変わったヴァレンタイン・ソングM3" チョコレート"、ダブ処理を施した音響変化が気持ち良いレゲエ成分高めなM4" 道路灯"、海岸線に向かって走り出すようなサマーチューン、M7" コバルトブルー"、哀愁を感じさせるギターとフルートの音色、三連符の入りから繰り返し歌われるタイトルが情景と相まって胸を打つM9" 春は遠く夕焼けに"、とコンパクトながら、アルバムの中に四季と日常の移ろいがあり、その中で心揺れる情感を思い出させるような、聴き応え十分の全9 曲を収録。このアルバムは、「阿佐ヶ谷」という街名を冠した、ある市井に生きる若者たちから、まだ見ぬ街のあなたに送られた便りである。
■Track list
- 1. 所縁
- 2. 後ろ姿
- 3. チョコレート
- 4. 道路灯
- 5. 不機嫌な日々
- 6. 片想い
- 7. コバルトブルー
- 8. 離ればなれ
- 9. 春は遠く夕焼けに