ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ『スタジオ・レコーディングス・トゥ・マトリックス』CD
初世界進出作品『キャッチ・ア・ファイア』を発表した直後、73年にアメリカ・ツアーを行った際、メイン・アクトであったスライ&ザ・ファミリー・ストーンを喰ってしまうという結果となり、ツアーからはずされるはめになった。そして、若きジャマイカの獅子たちは、代替ライヴとなったサンフランシスコのマトリックスで伝説のライヴを行う。本作は、自伝等でも大きな話題となったマトリックスでのライヴのためのスタジオ・ジャムで、Pヴァインが2005年にCD化するまでその存在すら知られていなかった音源である。ボブ・マーリー(vo/g)、ピーター・トッシュ(vo/g)、ジョー・ヒッグス(per)、アール・リンド(keybd)、ファミリーマン・バレット(b)、カールトン・バレット(d)という最強のメンツで、まさにトレンチタウン・エクスペリエンスとなるレゲエ、いや、ロック・スピリットをぶつける。甘いロックステディのムードに溢れていた「スター・イット・アップ」など、まるで激しいロックに姿を変えてライヴで燃える。奇跡の世界初発表音源の復刻である。
■Track list
- 1. You Can't Blame The Youth (Vocal By Peter Tosh)
- 2. Slave Driver
- 3. Burnin' And Lootin'
- 4. Rastaman Chant
- 5. Duppy Conqueror
- 6. Midnight Ravers
- 7. Put It On (Lord I Thank You)
- 8. Stop That Train (Vocal By Peter Tosh)
- 9. Kinky Reggae
- 10. Stir It Up
- 11. No More Trouble
- 12. Get Up Stand Up