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Description

「ポストロック」なる用語はいつ生まれ、その要件はどのようなものだったのか──
バトルスの新譜から遡る、ポストロック21年めの新定義。

「ポストロック」なる音楽用語は、1994 年、UKの音楽誌「Mojo」でジャーナリスト、サイモン・レーノルズの筆によりはじめてお目見えし、同氏の『The Wire』での記事でその概念は拡張され世に広まったとされるが、諸説紛々、現在にいたるまでさまざまに文脈を変化させてきた。
仮に、その代表格と目されるトータスの音楽になぞらえ、「複数の音楽的要素」を「テクノロジーにより折衷」し、「既存にロックの価値観への対抗軸を提示」した音楽と定義するなら、その背後にはサンプリング・カルチャーの擡頭とそれによる音楽の細分化、さらには録音技術の発展といった、90年代的の磁場もかいまみえるにちがいない。

90 年代リヴァイヴァルの波に同調して、いままたホットな「ポストロック」。
そこに隠れている“ポストロックの三要件""の可能性。
その現在性と歴史を、2000 年代、ポスト・ポストロックとしてのオルタナティヴ・ミュージックを提示したバトルズの新作から考える!
そしてポストロックとともに90 年代音楽のもうひとつの大きな潮流だった「音響派」も取り上げ、両者の接着面から現在を炙り出しみる、“別エレ""新刊。

テーマは定義と歴史だ。

Contents
インタヴュー バトルス 4年ぶり3作目『La Di Da Di』の表も裏も網羅するトリプルインタヴュー
    デイヴ・コノプカ/イアン・ウィリアムズ/ジョン・スタニアー 松村正人
考察1 ハードコア、金科玉条 松村正人
考察2 『La Di Da Di』で極まったアンダーグラウンドの理性の時代 三田格
基調インタヴュー 佐々木敦に金子厚武が訊く ポストロック新3要件!? 松村正人
君はサーフィンをしたことがあるかい? ポストロックの自由と快楽 野田努
再録1 ポスト・ロッキン・オン 三田格
再録2 ブリストルのポストロック 飯島直樹
考察3 レッド・クレイオラ的 You Can Connect to Anything 湯浅学
考察4 サウンドテクノロジーと身体 ありがたや、PT 山口元輝
考察5 ポスト・ヘドバン・ミュージック The Changing Same 倉本諒
PostRock Early Works ポストロックの初期衝動 アーティスト・ファイル
    ペレ/ディラン・グループ/マイス・パレード/ジ・アルバム・リーフ 木津毅/加藤直宏/橋元優歩
源流探訪1 ジム・オルーク、スティーヴ・アルビニを語る 松村正人
My Favorite Post’n’Sound わたしの三枚 井手健介/須藤俊明
インタヴュー サンガツ ポストロックと、サンガツの18年間 松村正人/小原康広
インタヴュー スパングル・コール・リリ・ライン(藤枝憲) ばるぼら
ディスクガイド うたものポストロックの5枚 ばるぼら
インタヴュー にせんねんもんだい 松村正人/菊池良助
ディスクガイド ポストロック・ファンに聴かせたいクラウトロックの15枚 小柳カヲル
論考 写真家=サム・プレコップを考える 杉原環樹
ディスクガイド ミレニアムの10枚 松村正人
ディスクガイド ポスト・ポストの20枚 木津毅/倉本諒/橋元優歩
源流探訪2 岸野雄一の90年代講義 松村正人
インタヴュー タイヨンダイ・ブラクストン 松村正人/タイコウクニヨシ
論考 「音響」の分子分母論 大谷能生
考察6 音響前夜もしくは後夜 松村正人
鼎談 goat×空間現代ふたたび 日野浩志郎+野口順哉+山田英晶 松村正人
論考 90年代の池田亮司から音響派へ畠中実
論考 テクノロジー(とそのエラー)と電子音楽 刀根康尚とオヴァルのスキップ 川崎弘二
論考 音響派の再発見 虹釜太郎
My Favorite Post’n’Sound 私の三枚 蓮沼執太
ディスクガイド 音響とIDM、はざまの15枚 デンシノオト



別冊ele-king ポストロック・バトルフィールド 「以後」と「音響」の文化誌 ?A Culture Book for Post'n'Sound
松村正人(編)

発売日:2015/9/15
http://www.ele-king.net/books/004711/

別冊ele-king『ポストロック・バトルフィールド 「以後」と「音響」の文化誌──A Culture Book for Post'n'Sound』松村正人(編)

Release : 2015-09-15

通常価格 ¥1,700

(¥1,870 税込)

※カートに商品を入れると割引後の価格が表示されます

  • SKU:
    ISBN-7276379
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Description

「ポストロック」なる用語はいつ生まれ、その要件はどのようなものだったのか──
バトルスの新譜から遡る、ポストロック21年めの新定義。

「ポストロック」なる音楽用語は、1994 年、UKの音楽誌「Mojo」でジャーナリスト、サイモン・レーノルズの筆によりはじめてお目見えし、同氏の『The Wire』での記事でその概念は拡張され世に広まったとされるが、諸説紛々、現在にいたるまでさまざまに文脈を変化させてきた。
仮に、その代表格と目されるトータスの音楽になぞらえ、「複数の音楽的要素」を「テクノロジーにより折衷」し、「既存にロックの価値観への対抗軸を提示」した音楽と定義するなら、その背後にはサンプリング・カルチャーの擡頭とそれによる音楽の細分化、さらには録音技術の発展といった、90年代的の磁場もかいまみえるにちがいない。

90 年代リヴァイヴァルの波に同調して、いままたホットな「ポストロック」。
そこに隠れている“ポストロックの三要件""の可能性。
その現在性と歴史を、2000 年代、ポスト・ポストロックとしてのオルタナティヴ・ミュージックを提示したバトルズの新作から考える!
そしてポストロックとともに90 年代音楽のもうひとつの大きな潮流だった「音響派」も取り上げ、両者の接着面から現在を炙り出しみる、“別エレ""新刊。

テーマは定義と歴史だ。

Contents
インタヴュー バトルス 4年ぶり3作目『La Di Da Di』の表も裏も網羅するトリプルインタヴュー
    デイヴ・コノプカ/イアン・ウィリアムズ/ジョン・スタニアー 松村正人
考察1 ハードコア、金科玉条 松村正人
考察2 『La Di Da Di』で極まったアンダーグラウンドの理性の時代 三田格
基調インタヴュー 佐々木敦に金子厚武が訊く ポストロック新3要件!? 松村正人
君はサーフィンをしたことがあるかい? ポストロックの自由と快楽 野田努
再録1 ポスト・ロッキン・オン 三田格
再録2 ブリストルのポストロック 飯島直樹
考察3 レッド・クレイオラ的 You Can Connect to Anything 湯浅学
考察4 サウンドテクノロジーと身体 ありがたや、PT 山口元輝
考察5 ポスト・ヘドバン・ミュージック The Changing Same 倉本諒
PostRock Early Works ポストロックの初期衝動 アーティスト・ファイル
    ペレ/ディラン・グループ/マイス・パレード/ジ・アルバム・リーフ 木津毅/加藤直宏/橋元優歩
源流探訪1 ジム・オルーク、スティーヴ・アルビニを語る 松村正人
My Favorite Post’n’Sound わたしの三枚 井手健介/須藤俊明
インタヴュー サンガツ ポストロックと、サンガツの18年間 松村正人/小原康広
インタヴュー スパングル・コール・リリ・ライン(藤枝憲) ばるぼら
ディスクガイド うたものポストロックの5枚 ばるぼら
インタヴュー にせんねんもんだい 松村正人/菊池良助
ディスクガイド ポストロック・ファンに聴かせたいクラウトロックの15枚 小柳カヲル
論考 写真家=サム・プレコップを考える 杉原環樹
ディスクガイド ミレニアムの10枚 松村正人
ディスクガイド ポスト・ポストの20枚 木津毅/倉本諒/橋元優歩
源流探訪2 岸野雄一の90年代講義 松村正人
インタヴュー タイヨンダイ・ブラクストン 松村正人/タイコウクニヨシ
論考 「音響」の分子分母論 大谷能生
考察6 音響前夜もしくは後夜 松村正人
鼎談 goat×空間現代ふたたび 日野浩志郎+野口順哉+山田英晶 松村正人
論考 90年代の池田亮司から音響派へ畠中実
論考 テクノロジー(とそのエラー)と電子音楽 刀根康尚とオヴァルのスキップ 川崎弘二
論考 音響派の再発見 虹釜太郎
My Favorite Post’n’Sound 私の三枚 蓮沼執太
ディスクガイド 音響とIDM、はざまの15枚 デンシノオト



別冊ele-king ポストロック・バトルフィールド 「以後」と「音響」の文化誌 ?A Culture Book for Post'n'Sound
松村正人(編)

発売日:2015/9/15
http://www.ele-king.net/books/004711/

別冊ele-king『ポストロック・バトルフィールド 「以後」と「音響」の文化誌──A Culture Book for Post'n'Sound』松村正人(編)
Drawer Title
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