いま明かされる「僕とシティ・ポップの70年代」──日本で都市音楽はこうして生まれた
70年代シティ・ポップ・ガイドの決定版、ついに刊行!!
70年代のシティ・ポップはなぜ古びないのか……いや、それどころか、ここ2~3年のあいだ、日本の音楽シーンにおいて
もっとも人気のあるジャンルとなっている。それが年を追うごとに輝きを増しているのはなぜか?
萩原健太の『70年代シティ・ポップ・クロニクル』は、あまたあるシティ・ポップのなかから、まずは永遠のクラシックと呼びうる最重要作の15枚を選び、時代順に並べ、その15枚から派生する作品を挙げて紹介する(関連ディスクを併せると計100枚のアルバムが紹介されている)。
そして、日本のポップ史上におけるもっとも濃密な5年のあいだにいったい何が起きていたのかを、
著者の経験を回想しながら言葉を選び、シティ・ポップ・ブームに沸き現代に向けて語る。それは洋楽に多大なる影響を受けながら、
しかし、言葉も文化も異なる日本という国でポップ・ミュージックをやることの素晴らしき挑戦の記録でもある。
はっぴいえんど、大瀧詠一、細野晴臣、山下達郎、ユーミンなどなど……彼らはなぜ偉大なのか。名著『はっぴいえんど伝説』の著者が
瑞々しい言葉で綴る「僕とシティ・ポップの70年代」。音楽の価値観が揺れている今日だからこそ、読んでいただきたい。
発売日:2015/8/12