『ジャン=リュック・ゴダールの革命』ele-king編集部(編)
本体価格:1,800円+税
発売日:2023/02/21
ISBN:978-4-910511-40-5
誰よりもかっこよくポップで常に新しく倫理的だった映画作家
『勝手にしやがれ』での鮮烈なデビュー以来、常に映画を革新してきた戦後最大の映画革命家、ジャン=リュック・ゴダールが2022年9月13日、91歳で自らの意志により生涯を閉じました。
ヌーヴェル・ヴァーグの旗手としての華々しい登場以来およそ60年にわたり、大きな存在感を示し続けたこの偉大な映画作家について、フィルモグラフィー紹介とコラム、対談記事でその全貌に迫ります。
対談:浅田彰+菊地成孔
鼎談:阿部和重+佐々木敦+中原昌也
執筆:堀潤之、後藤護、真魚八重子、渡邉大輔、上條葉月、西田博至、児玉美月、山本貴光、細馬宏通
目次
Biography ジャン=リュック・ゴダールの映画的人生 (堀潤之)
対談 浅田彰+菊地成孔「こんなかっこいい人はいない」
鼎談 阿部和重+佐々木敦+中原昌也「もっとも倫理的な映画作家」
Filmography
勝「手」に盗め――帰ってきたカッパライ 『勝手にしやがれ』 (後藤護)
1960—1966 アンナ・カリーナ時代のゴダール (真魚八重子)
1967—1968 映像と音、映画とは何かの探究の時代 (上條葉月)
1969—1972 「めざめよと、われらに呼ばわるオプティカルな声ら」――ジガ・ヴェルトフ集団時代 (西田博至)
1973—1987 ミエヴィルとの共闘――〈ソニマージュ〉の設立と商業映画への帰還 (児玉美月)
1988—1998 1990年代――『映画史』へと至る10年 (山本貴光)
2001—2018 21世紀のゴダール (細馬宏通)
Column
ヌーヴェル・ヴァーグとゴダール (渡邉大輔)
ヌーヴェル・ヴァーグ後のゴダールをめぐる人物たち (渡邉大輔)
ゴダールの〈仲間〉たち (上條葉月)
ゴダール監督作品リスト
索引
プロフィール