『ele-king vol.34 特集:テリー・ライリーの“In C”、そしてミニマリズムの冒険』ele-king編集部(編)
本体価格:1,500円+税
発売日:2024/12/20*
ISBN:978-4-910511-85-6
特集:テリー・ライリーの“In C”、そしてミニマリズムの冒険
ラ・モンテ・ヤング/アメリカン・ミニマリズム/アフロ・ミニマリズムの故郷、ブルース/JBと「ファンク」という魔法/CAN/ブライアン・イーノにおける「ミニマル」/ポスト・パンクによるミニマルの極限、ワイアー/サン・ラーにおける不規則な反復/アシッド・ハウスが切り開いた「ミニマリズム」の行方/マラリア!からカラ‐リス・カヴァーデイルへ/DJプレミアとJ・ディラ/ババトゥンデ・オラトゥンジ/ヨーロッパの旅、クラフトワークからミカ・ヴァイニオへ/ドリーム・ポップと接続するグリッチ
2024年ベスト・アルバム
菊判218×152/160ページ
*レコード店およびアマゾンでは12月20日(金)に、書店では12月25日(水)に発売となります。
目次
特集:テリー・ライリーの“In C”、そして、ミニマリズムの冒険
マキシマリズム時代のミニマリズム(野田努)
インタヴュー テリー・ライリーを訪ねて――“In C”誕生60年(高橋智子)
『In C - 60th バースデー・フルムーン・セレブレーション・アット・清水寺』制作話を今作のプロデューサー、中村周市氏に訊く
テリー・ライリー、60年を越えるその歩み――“In C”以外の重要作品(杉田元一)
アメリカン・ミニマリズムの系譜――テリー・ジェニングス、スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラス(杉田元一)
ラ・モンテ・ヤング――永遠に鳴り続ける始原としてのドローン(松山晋也)
アフロ・ミニマリズム――ブルースにおける反復の文化(緊那羅:デジ・ラ)
「ファンク」は魔法、地球を支配したウィルス(野田努)
カン――いまなお世界中に広がり続けるミニマル・ロックの地下茎(松山晋也)
アンビエントのはじまりにミニマルあり──ブライアン・イーノの呼び水(杉田元一)
パンク・ミニマリズムの究極の境地――ワイアーの探求(イアン・F・マーティン/青木絵美)
サン・ラーの“Rocket Number Nine”に見るミニマルな高揚(野田努)
アシッド・ハウスが切り開いた「ミニマリズム」の行方(野田努)
ヨーロッパの旅――クラフトワークからポスト・パンクを経由してミカ・ヴァイニオへ(野田努)
もうひとつの行き先――マラリア!からカラ‐リス・カヴァーデイルへ(三田格)
ひとかけらの永遠、ヒップホップのミニマリズム──DJプレミア、J・ディラ、アルケミスト(吉田雅史)
アフリカン・ドラムを初めて西欧世界に聞かせたババトゥンデ・オラトゥンジ(三田格)
リスニング術――グリッチからアンビエント/ドリーム・ポップへ(野田努)
Minimal Nation――ミニマリズムのさらなる冒険のご案内(野田努)
非ポストモダン的ミニマリズムに向けて(仲山ひふみ)
2024年ベスト・アルバム30選
2024年ベスト・リイシュー23選
ジャンル別ベスト――テクノ(猪股恭哉) | インディ・ロック(天野龍太郎) | ジャズ(小川充) | ヒップホップ(高橋芳朗) | ハウス(猪股恭哉) | エクスペリメンタル(ジェイムズ・ハッドフィールド/青木絵美) | ポスト・ハイパーポップ(松島広人) | レゲエ/ダブ(河村祐介) | アンビエント(三田格)
2024年わたしのお気に入りベスト10――24名による個人チャート(青木絵美、天野龍太郎、小川充、小山田米呂、Casanova.S、河村祐介、木津毅、緊那羅:Desi La、篠田ミル、柴崎祐二、杉田元一、高橋智子、髙橋勇人、つやちゃん、デンシノオト、橋本徹、ジェイムズ・ハッドフィールド、二木信、ジリアン・マーシャル、Mars89、イアン・F・マーティン、松島広人、三田格、吉田雅史)
VINYL GOES AROUND PRESENTS そこにレコードがあるから 第5回 「THE CHANGING SAME」レーベルの節目とレコード文化の未来(水谷聡男×山崎真央)
プロフィール
cover photo by Masaru Tatsuki