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スラヴォイ・ジジェク『パンデミック2 COVID-19と失われた時』

¥1,800

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スラヴォイ・ジジェク『パンデミック2 COVID-19と失われた時』

本体価格:1,800円+税
発売日:2021/02/24
ISBN:978-4-909483-85-0
スラヴォイ・ジジェク(著) 岡崎龍(監修・解説) 中林敦子(訳)


緊急出版第二弾! 長引くコロナ禍がもたらす分断と陰謀論の時代を「最も危険な哲学者」が徹底分析!

大きな反響を呼んだ『パンデミック 世界を揺るがした新型コロナウイルス』の続編が早くも登場。

我々はみな、同じ舟に乗っているのではない――2020年春から秋にかけての世界情勢を見据え、長引くコロナ禍がもたらす貧困と格差、ブラック・ライヴズ・マターからアメリカ大統領選挙に至る分断と陰謀論の時代を精神分析理論と映画を中心とした該博なサブカルチャー知識を駆使して徹底的に分析する!

「この危機とどう闘うかを提案するときには、誰もが哲学者にならなければならない」(本文より)



目次

はじめに──哲学者が農作物の収穫について書く理由
第一章 分からないこと。分かりたくないこと。できること。
第二章 ウイルスワールドの五月一日
第三章 新型コロナ・地球温暖化・搾取──同じ闘い
第四章 銅像の破壊が十分に過激でない理由
第六章 ソーシャルディスタンス時代のセックス
第七章 豚と人間のすばらし(くもな)い新世界
第八章 “非接触型” 未来なんて、御免だ!
第九章 グレタとバーニーは、どこに?
第十章 今、現実世界で上映されているのはどんな映画か
第十一章 パラダイスの殺人
第十二章 今、売られている夢は……
第十三章 はい、赤い薬を……でも、どっちの?
第十四章 シンプルだが実行するには厄介な事ども
おわりに(する時間がない)──無知への意志
補遺 権力と外観と猥褻性に関する四つの省察
監修者解説 ジジェクのパンデミック論の進展(岡崎龍)


著者
スラヴォイ・ジジェク(Slavoj Žižek)
1949年スロヴェニア生まれ。哲学者。リュブリャナ大学社会科学研究所上級研究員、ロンドン大学バークベック人文学研究所インターナショナル・ディレクター。哲学や政治理論における新地平を切り拓き、文学や映画を縦横無尽に論じている。

監修・解説
岡崎龍
1987年バーモント州生。2016年一橋大学社会学研究科博士課程単位取得退学、2021年フンボルト大学ベルリン哲学科博士課程修了。現在一橋大学言語社会研究科非常勤講師。博士論文 Zur kritischen Funktion des absoluten Geistes in Hegels Phänomenologie des Geistes (Humboldt Universität zu Berlin, 2021)、共訳書にジュディス・バトラー『欲望の主体』(大河内泰樹ほか訳、堀之内出版、2019年)、マルクス・ガブリエル、スラヴォイ・ジジェク『神話・狂気・哄笑』(大河内泰樹、斎藤幸平監訳、堀之内出版、2015年)など。

翻訳
中林敦子
大阪大学文学部卒、カリフォルニア州立大学大学院 言語学MA。フリーランス翻訳者として、主に医療、製薬・医療機器の分野で、企業HPやパンフレット、学会資料などの実務翻訳。市役所の外国人相談員でもあり、市内に暮らす外国籍市民の生活上の問題解決にあたる。訳書にゼイナップ・トゥフェックチー『ツイッターと催涙ガス』、スラヴォイ・ジジェク『パンデミック』(Pヴァイン)。好きなものは、フィリピンのスイーツ「ブコ・サラダ」と、白鳳・天平の仏像と、ハリネズミと、民主主義。

http://www.ele-king.net/books/008032/


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